多古米ってどんなお米??

多古米の歴史は古く、昔から味の良さが評判でした。江戸時代には幕府献上米として徳川家に献上され、 1963年には天皇陛下献上米にも選ばれました。他にも1971年に全国自主米品評会で日本一に輝き、1990年には日本の米作り百選に選出されました。また、平成26年には再度天皇陛下献上米に選ばれています。 元々、生産量が千葉県の米生産量の2%程しかなく、その美味しさが評判となり、身内や知り合い等からの注文が増えたことから流通量が減り、なかなか出回らないことから幻の米と呼ばれています。 有機肥料で育てた多古米は、もっちりとした粘りとフワッと広がる自然の甘みが噛むほどに味わい深く、「おかずのいらないお米」と評されるほどです。また、冷めてもその美味しさが味わえるのも特徴です。

 

たこまいらいふ萩原農場

萩原農場は多古町の米作り研究グループ「多古町やる気集団」に所属し、安心・安全な多古米をお届けするため、化学肥料や農薬を半分以下に減らす試みを率先して行っています。 環境保全型農業を営み、減農薬、減化学肥料(通常の1/2以下)で栽培し、千葉県が認証する国の法律(略称:接続農業法)に基づく認定農業「エコファーマー」であり、生産したお米は「ちばエコ農産物」に毎年認証されています。美味しい多古米をお届けするためにと、設備投資も積極的に行い、生産から出荷までの全ての工程にこだわりを持っています。 また、萩原農場は食育にも取り組んでいます。毎週土曜日、東京都墨田区の東武東上線の曳舟駅前で開催されるマルシェ「すみだ青空市ヤッチャバ」に出店していることから、墨田区の児童館の子供たち向けに田植え・稲刈りの体験学習を行っています。多古町の萩原農場の田んぼに来てもらい、泥んこになりながら田植えをし、稲刈りの時期にはみんなで新米を食べていただきました。

すみだ青空市ヤッチャバへは毎週土曜日ほぼ欠かさず出店し、多古米や多古町の新鮮な農産物を販売しています。 ご興味がありましたらぜひ現地まで →東京都墨田区京島1-1-1 東武東上線曳舟駅前イトーヨーカドー側(開催時間8時~15時売り切れ次第終了)

 

 

たこまいらいふ萩原農場が作る多古米のおいしさの秘密

① 長い年月が生み出した肥沃な土壌

多古米の美味しさの秘密は、産地の歴史にあります。「多古」の由来は「多湖」といわれており、大昔には小さな湖や沼がたくさんありました。その小さな湖や沼が、長い年月を経て隆起し、魚介類が大量に蓄積され、アミノ酸やミネラルが豊富な地層となりました。そして、現在の多古町の水田地帯は、この肥沃な地層の上にあたるといわれています。長い年月の中でつくられた肥沃な土壌が、おいしい多古米を作るのに欠かせない重要なポイントになっています。

② 元気豚の液肥を使用

萩原農場の多古米の美味しさ②は元気豚の液肥を生育過程で使用することです。(元気豚は多古町のブランド豚)元気豚の液肥を使用すると、稲の穂先は通常よりも長く、有機肥料ならではの甘さと、お米の旨みを噛むほどに堪能できる多古米になります。

③ 谷津田が多い

萩原農場の田んぼは山と山に挟まれた谷津田が多くあります。この田んぼたちは日当たりが悪かったり、風通しが悪いせいで病気になりやすかったりと、生育する上で悪環境の田んぼです。ですが、山の腐葉土などの栄養分が田んぼに流れてきて、他にはないおいしいお米ができる田んぼでもあるのです。普通の農家さんはこのような田んぼは手間もかかるし、収量も獲れないしであまり作りたがらないのですが、萩原農場では量よりも質で勝負していますのであえて挑戦し、美味しいお米作りに励んでいます。